坂道発信の憂鬱
1時間目 交差点の運行
バイク乗りなんでこれは簡単。ハンドルもばっちり。問題なく終了。
2時間目 踏切の通過
左折して踏切の前に停める。左折の前にローギア。半クラッチでろそろと停止線まで進む。上り坂になってるので、ブレーキ後サイドブレーキ。
ここからが問題。坂道発進である。以前、習ったように動作する。
「2500まで回転数を上げて(3000を超えてはいけない)、半クラッチ。回転数が下がったらサイドブレーキを戻す」
当然、うまくいかない。回転数の調整が微妙すぎて、エンストしたり下がったり。教官が怒る。
「そんなんしてもうまくいかないでしょ。ちゃんと前見てる? メーターなんて見てても駄目よ」
今度はメーターを見ずに挑戦。しかし半クラッチの前に、アクセルの調整がおぼつかない。えいや、で発進して失敗。教官怒る。
「そんなアクセル踏んじゃ駄目だよ。うまくいかないでしょ。集中できないでしょ。車がかわいそうでしょ」
ならどうしろと。
「平地での発進と同じようにアクセル踏んで、半クラッチ。するとボンネットがちょっと浮くから、『もう少しアクセル踏んで』、サイドブレーキを下す」
理に適っている。当然、うまくいく。んが、聞いてたのと違う。
踏切の通過自体は問題ないので、坂道発進の再練習。以前のやりかたと違ってさくさく進む。
「あんな無理しなくても、大丈夫でしょ」
そりゃそうだ。というか、教え方は統一してくれ。試験に合格しなきゃいけない以上、生徒は言われた通りにやるしかないんだよ。例えそれがどんなに難しい方法でも。
坂道発進も問題なくなったので、余った時間でクランクとS字カーブの練習。今では得意分野なのですいすい進む。
これも始めは大変だった。「失敗してはいけない」と必要以上に緊張してしまい、うまくいかない。沿石に乗り上げたり、曲がり切れなかったり。
「ああ、やっちまった。これが試験ならやり直しか」
思いきや、「失敗してもやり直していいからね」
なんですと? 先に言ってくれ。無駄に緊張しちゃったじゃないか。
切り返しは元より得手*1。大いにやらせてもらいます。
あとはオートマと「みきわめ」を終えれば1段階は終了。心配事はほぼ解消したので問題はないだろう。
そうそう、教官の方々に一言。片手運転は駄目とか、ハンドルすべらすなとか指導しておきながら、自分で運転してるときにそれらをやるのはやめてくれ。こっちは手本にしてるんだっての。
*1:教官にも「何でできるんだ」と言われたが、物心ついたときから親父の運転を見ているのだ。