言論圧殺

総務省|掲載期間終了につき転送します。

 とうとう来たなって感じ。

 ここで、違法情報とは、「法令に違反したり、他人の権利又は法律上保護される利益を侵害する情報」をいい、有害情報とは、「違法な情報ではないが、公共の安全や秩序に対する危険を生じさせるおそれのある情報や特定の者にとって有害と受け止められる情報」をいう。

 ぱっと見、まっとうなことを言ってるようにも見えるが、「特定の者にとって有害と受け止められる情報」ってことは「文句の言い方次第」ってことになる。青少年何たら法とか児童なんたら法とかと似たような方向に進む危険性が高い。

 そもそも誰かが発信する情報の取捨選択やフィルタリングなんてのは公序良俗とやらに任せるべきで、法律で規制しようなんて考えそのものがおかしい。言論封殺に直で繋がっちまう。

 もちろん、そのものが法律違反であるなら法の介入する余地があるのは分かるが、この法案は法律違反かどうかはともかくとして、その法が介入できる余地をもっと広げようってこと。何か気に入らないことが書かれたときに封殺できる下準備をしようってことじゃあないか。

 第一、名誉毀損だの著作権侵害だのは申告制でしょ。書かれても知られなければ問題にはそもそもならないし、知られない問題は埋没する。それに最近は自浄作用がちゃんと働いてて、発信者も受信者もなんとかしようって動きがある。なのに、「これは有害情報です」なんてお墨付きをもらえるようになっちゃあ、受信者有利に過ぎるじゃないか。思想的な内容とか批判とかがほとんど書かれなくなるんじゃないのか? 「マイノリティー」って書いただけで「有害」みたいなことになったら、「性的でもまじめ」な話とかできなくなる。

 そんなことにはならないでしょ、とか思う人もいるだろうが、法律なんてのは解釈次第。こんなあやふやな定義だと、なんとでもできちゃうんだよ。好む好まざるに関わらず、悪用する人間ってのは江戸時代より前からいるわけだし。

そして

支離滅裂。ほぼ脊髄反射で書いてます。