米軍の残虐行為:リンドバーグの衝撃証言

 真実を知ろうとするならば、慎重にならなければならない。

 真実を知ろうとするならば、何を見、何を聞くか、慎重に選ばなければならない。

 真実を知ろうとするならば、その真実を知ろうとすることの是非を慎重に考えなければならない。

 真実を知ろうとするならば、真実を求めることをためらってはならない。

以下は正論00年5月号で紹介された「リンドバーグの衝撃証言」の抜粋です。

チャールズ・リンドバーグ(1902〜74)はニューヨーク・パリ単独飛行や息子の誘拐・殺害事件で有名なあの彼です。

日米開戦後、彼は軍の技術顧問として南太平洋で戦闘任務についた。

この間の日記の邦訳版が昭和49年新潮社から新庄哲夫氏の訳で出版されたが現在絶版になっているものを訳者の了解を得て正論に抜粋を載せたものです。

(中略)

リンドバーグはドイツ降伏後ナチスによる集団虐殺現場を見学した時の日記で「どこかで見たような感じ、そう南太平洋だ。爆撃後の穴に日本兵の遺体が腐りかけ、その上から残飯が投げ捨てられ、待機室やテントにまだ生新しい日本兵の頭蓋骨が飾り付けられているのを見たときだ。ドイツはユダヤ人の扱いで人間性を汚したと主張する我々アメリカ人が、日本人の扱い方で同じようなことをしでかしたのだ」と。

 戦争は残酷なものだ。

 どれだけの大義を掲げても、それを末端まで浸透させるのは不可能だ。