金魚屋IT相談事務所・8日目

 台風直撃ってことで、山手線完全停止。

 9時、時間を潰そうと駅のマックに行ったら、京浜東北線も止まってすさまじい混雑状況。仕方ないので駅前のドトールでなんとか席を確保する。

 10時、不動産屋へ。

 一晩考えた末に出た結論から話す。

  • 駅前徒歩7、8分圏内
  • 安ければ安いほどいい

 物件を探し始めた頃から、何度か薦められていた木造アパートの物件が再浮上。

 駅前徒歩8分、1K6畳和室、目の前に地元民御用達の百貨店、収納多目、風呂なしだが、近くに銭湯。

 家賃36000。

 間取り図見て、心のうちでほぼ決定。オートバイは置けないが仕方ない。

 昨日紹介してもらった分と合わせて内見めぐり、戻った頃には完全に覚悟を決め、早速契約の手続きへ。

 入居は早めなら早めってことで依頼をし、14時、台風を追いかけるように仙台へ。慌しい。

 元勤め先(B社)で仕上げ作業。今日も偉そに部長席。

 同フロアの別会社の人から「結局、いるじゃないですか。もう在籍でいいですよ」なんて言われる。

 20時、火曜日に延期になったフラッシュマンとの呑み会。B社のディレクターやB社が世話になっているフラッシュマンも誘ってみたが、忙しいとのことで二人だけで呑む。

 場所は仙台駅前、あなごの「すが井」。

 仙台に来たばかりの頃、仙台の大企業で働く高校の同級生に紹介してもらった。

 料理も酒もうまいので、親方に顔を覚えられるくらいに何度となく利用してきた。

 ここもちょくちょくは来れなくなるだろうなと思いながら、親方にアイサツをし、酒と肴と話を楽しむ。

「結局、金魚屋って何するんですか」

 何度となくされる質問。

 思いついた経緯とこれからの体制について話すと、似た境遇、フラッシュマンも理解してくれ、また「仕事を紹介できるかも」と社交辞令でも嬉しいことを言ってくれた。

 知り合いというのは持つべきもの。