2006-02-20 傘と貫録 法務省。 その名を見ただけで、誰もが振り返る。 雨はオレに力をくれる。オレが誰よりも大きくなる。 衆目は畏敬と羨望に満ち、行く手を阻むものは無遠慮なタクシーだけになる。 法務省。 雨が降らずともオレは傘を持とう。 もう、貧弱な坊やとは呼ばせない。