「傘と貫録」について

 猛省。

 気の利いたことを言おうとしてるのが、いやらしくて鼻につく。
 最後の一文が特にひどい。プロットもキャラも無視して一時の自己満足に走ったため、主題と作品の性格をぶち壊してしまった。まるでオチに困って取って付けたかのよう。
 下手に笑いを取ろうとするのはナンセンスじゃない。

 この作品では、権力を「笠に着た」男が、自分自身が優れていると勘違いしてる姿を比喩的に、かつナンセンスに描こうとしている。それが、キャラ立てが甘くてプロットが立ち切れず、悪い手本になってしまった。

 その場の勢いは大切だが、手に余る時は寝かし漬けて、時にはいぶすことが大切。
 自分の作品にこそ多角的な見方を持たねば。