LEAVES THE TODAY

 優れたナンセンスは、観るものを圧倒して考える暇を与えない。観客は頭の中が空っぽになり、何も心に刻まぬまま、すごすごと帰っていく。多くは「すごかった」としか言えず、批評家を自称するものたちは敗北感から何とか切り口を見出そうとするが、それすらもナンセンスの前にはナンセンスだ。