2006-04-08 なぜ闘うのか REVIEW DRAMA 大河ドラマ「功名が辻」で舘ひろしが演じる信長は、親の心子知らずとでも言おうか、理解されない天才を良く表現していて泣かせる。 最も考えを理解しているはずの秀吉ですら、信長の助けにはならない。 一豊はどこまでも凡人で、光秀の童心は信長を拒絶し始める。考えることを放棄し始めている長秀も勝家も役には立たない。 溺愛したお市には拒絶され、頼るべきお濃の心は既にない。 泣き笑う信長は、長政の頭蓋を前に一人告白する。 「お前が好きじゃった」。 そのたった一つの言葉にこめられた、多くの耐えがたい思いに、一人で闘い抜く決意を固めたのだろう。 REFERENCES 公式 http://www.nhk.or.jp/taiga/