REVIEW

P.G.ウッドハウス「比類なきジーヴス」(訳:森村たまき)

古典だが、イギリス貴族好きにこのユーモアはたまらない 特にジーヴスが比類ない。それこそ、色んな意味で。 ただ現代日本人向けかというと難しいだろう この面白さは森薫の「エマ」やオーエン・コルファーの「アルテミス・ファウル」あたりから、デュマの「…

TODAY

安藤維子里「世界の合言葉は水」 綺麗な話 中学か高校時代なら響いたかもしれない 杉山敏「Aコース」(原作:山田悠介) なんか古典的。。。 稚拙でも「クリスクロス」の方が面白いかな。 三輪士郎「DOGS/BULLETS&CARNAGE 5」 さらに話も絵もゴチャゴチャに …

鉄のエルフ 1炎が鍛えた闇

クリス・エヴァンズ (著), ワダアルコ (イラスト), 月岡小穂 (翻訳) マスケット銃に騎兵隊 人とエルフとドワーフ 全く以って戦争(主人公コノワが新城直衛にデジャブ)

サラ・リース・ブレナン「デーモンズ・レキシコンI 魔術師の息子」

荒川弘に騙されてみた 狂おしいほどに、人間。

西尾維新「クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識」読了

シュールであり ナンセンスであり ブラックであり ヒロイックであり ペテンであり 人殺しを許容できるか いつ頃からかよく覚えていないが、自分は平気で人を殺せる人間だと考えている 誰かが障害であり、その誰かを殺すことでしか障害を取り除けないのであれ…

佐藤大輔「皇国の守護者〈1〉反逆の戦場」読了

慈悲もなく、許容もなく 近代日本をモチーフにしたファンタジー戦争小説。 銃火器と騎馬が交錯する戦争舞台に燃える。 我々は戦争をしているのだ 漫画のが面白い これをベースにした漫画があって、細かい描写やストーリー立てはそちらのが面白い*1。 特に西…

西尾維新「クビキリサイクル」読了

作家たるもの、こうでなくちゃ。 友人は「凹むほど暗い」と評していたが、これはブラックジョークってやつだろう。 ライトノベルなので 主人公を除く主要な登場人物は女の子ばかり。 とはいえ、主人公のキャラがしっかり立っていて、昨今のライトノベル特有…

結城浩「数学ガール」読了

数学は言葉であり、メッセージだ。 「その数式はすべて、誰かが自分の考えを伝えるために書いたものだ。僕たちにメッセージを送っている書き手が、数式の向こう側に必ずいるんだよ」 「数学ガール」 p33 数学を勉強したくなった。 「例示は理解の試金石」 こ…

このすごさ、蟻えない!

「アース・トゥルーパーズ 地球防衛軍vs巨大蟻軍団」 この副題を見て、PlayStation のゲーム「THE 地球防衛軍」を思い出したのはオレだけではあるまい。TSUTAYA でパッケージを見て衝動的に借りてきてしまった。 見る前はB級モンスター映画だろうと思ってた…

衝動買いが止まらない

そういや、北方健三の「水滸伝」読み終わってねぇなぁ。 コミック 秋月りす「OL進化論(25)」 友人が「これがワビサビだ」と言っていたから、じっくり読んでみようと購入。 うん、確かに。現代人のワビとサビが見事に描かれている。四コマ漫画なのでネ…

街で通りすがった全員が襲ってくる 〜 魔人探偵脳噛ネウロ

日本人の犯罪に対する考え方ってのは、世界的に見ても特殊だろう。 笛吹の言葉が非常に興味深い。 「この国の凶悪犯罪への対策は…、他国に比べ遅れていると言われている。 だが正確ではない、そもそも凶悪犯罪の数自体が少ないのだ。 増加しているのは確かだ…

ドラゴンクエスト外伝ロトの紋章 完全版

連載時にコミック買っていて、好きだったのにいつのまにか続きを読まなくなった作品。 無性に読みたくなって1、2巻を買ってみた。 さすがに古臭さは感じるものの、やっぱり面白いと思う。一人一人のキャラが良く描けてるし、先が読めないストーリー展開も…

20世紀少年 22

尻すぼみというかなんというか、ごちゃごちゃ。打ち切り? 前半はどーなるんだどーなるんだってハラハラし通しだったのに、最後のほうはまったくスリルを感じなくなった。 懐古主義とか過去の妄執とかいっそのことどーでもいいから、最後まで緊張させて欲し…

SIMPLE DSシリーズ Vol.8 THE 鑑識官 〜緊急出動!!事件現場をタッチせよ〜

コピーがナンセンスなのはさておき。 鑑識官になって捜査、ってのにひかれて購入。けっこう面白い。 普通の推理モノと違って、最新機器や身近な道具(ほうきとかタオル)を使って証拠(指紋・足跡・血液・紙くず・鉄片・巻貝など)をかき集めていく作業や、…

麻生みこと「GO!ヒロミ GO!」8巻

暴走ヒロミの暴走ストーリーもとりあえず決着(?) この総天然色キャラが好きだっただけに今後の活躍を見れないのが残念ではあるが、冗談で始まって冗談のように進んでいた作品としてはふさわしいラストだったのかなとも思う。 麻生みことの書くキャラクタ…

幸村誠「ヴィンランド・サガ」1巻

かつて北欧で大暴れしたヴァイキングの物語。 迫力の戦闘に愛嬌あるキャラクターたち、激動を予感させるストーリー展開。 読み応えあり。ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンKC)作者: 幸村誠出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/08/23メディア: コミック購…

石川雅之「もやしもん(1)」

「のだめカンタービレ」に出演してたのが気になって購入。 タイトルからだらっとしたのを想像してたんだが、結構、しゃきっとしてる。というか骨太。おもしろい。 読んでると何か醸造したくなる。またヨーグルトでも作るかな。もやしもん(1) (イブニングKC)…

POSEIDON

海洋パニックでは最も好きなポセイドン・アドベンチャーのリメイク。 予想を裏切る面白さ。 現代風リメイクってことで、またタイタニックみたいなことになるんじゃないかと、期待してなかったんだが、こいつはヤバイ。 余計なドラマは一切なし。自然なスリル…

なぜ闘うのか

大河ドラマ「功名が辻」で舘ひろしが演じる信長は、親の心子知らずとでも言おうか、理解されない天才を良く表現していて泣かせる。 最も考えを理解しているはずの秀吉ですら、信長の助けにはならない。 一豊はどこまでも凡人で、光秀の童心は信長を拒絶し始…

那州雪絵『魔法使いの娘3』

1、2巻とジャケ買いした延長で購入。 画力は今一つだが、人物の描写が深くていい。ストーリーも良く練り込まれてて面白い。加えて余計な肉付きをばっさり落として、一つ一つの話がすっきりまとまってるから、くどさもない。 前は陰陽師ブームに乗っかった…

Pringles プラックペッパー(期間限定)

ピリッとした 辛さと香ばしさ! ぬるいわ。 しかもしょっぱい。

エミリー・ローズ

星4つ。 「エクソシスト」よりホラー。 ただのホラー映画には終わらない奥深いストーリーと衝撃的なラスト。 ただ聖書や聖書文化に馴染みの無い人には、少々きついかもしれない。 陳腐に言えば悪魔祓いの光と闇 エクソシストと言えば悪魔と戦うヒーローのよ…

「˜ü–‚ÆŒ`Ž®Žå‹`‚Æ」

不謹慎とは思うが敢えて言おう。 中学生の時に「ひめゆりの塔」を読んだ率直な感想は、「主人公の女の子が可愛いなぁ」だった。 玉砕や同胞殺しの印象は、悲惨よりも滑稽だった。 「ひめゆり」入試問題 [http //hp.vector.co.jp/authors/VA015862/kamashi/:t…