結城浩「数学ガール」読了


 数学は言葉であり、メッセージだ。

「その数式はすべて、誰かが自分の考えを伝えるために書いたものだ。僕たちにメッセージを送っている書き手が、数式の向こう側に必ずいるんだよ」

数学ガール」 p33

 数学を勉強したくなった。

「例示は理解の試金石」

 これは数学に限らず、どんなものでもそうなんだろう。

 プログラムでもそうだ。なぜどんな言語でも、最初に「Hello, World」を学ぶのか。

 スポーツでも手本があれば参考にしやすい。

 囲碁も優れた打ち手の棋譜を読むことが、上達に必要なことだ。

「振動は回転の影」

自分が見ているものは影に過ぎないと気がつけば、背後に隠れた高次元の構造を見出すことができるんだ。

数学ガール」 p48

 振動は波を生み、波は音となる。

 音色は回転と回転が織り成す複雑な螺旋の影。

離散的な世界

≪すぐ隣≫の存在は、離散的な世界の本質だ。

数学ガール」 p33

 これを読んで頭にパッと浮かんだことがあったのだが、忘れた。

 ≪すぐ隣≫と≪すぐそば≫

 プログラミングかシステム設計で、何かに悩んだ覚えがあるのだが。。。

部下に勧めてみた

「数式を見るだけで、もう駄目です」