TechTargetジャパン「最新スキル習得にあえぐ技術者のストレス」

http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/0710/22/news02.html

 スキル取得をストレスに感じたら、元々向いてないか潮時かのどちらか。

 「ほかの分野の専門職は、既存の知識への積み重ねで済む。IT技術者は常に建て直しモードだ。新技術が登場すると、それまでの知識は意味がなくなる。まったく新しいスキルを1から組み直さなければならなくなる」と同氏は話す。

 本当に一から? 今まで積み重ねてきたものは応用できない? 同じような技術を学んできた人が開発したものなのに?

 まぁ海外に比べて日本は平和だよね、って話かもしれないが。

職業としての選択肢

 ふと、「おれはさ、プログラマなんかやりたくないんだよ!」と、成り行きサラリーマンがぼやいてたのを思い出す。

 以前に比べて専門職の難しいイメージじゃなくなりつつあるのかな。「興味があって」なんて言いながらインターネットもろくに知らんようなのが採用面接に現れるし。

 おれの周りのちゃんとしたプログラマは、少なくとも趣味なり仕事なりでプログラミングやってたやつばかりで、面白いことも辛いことも全部知って、その上で自分の職業として選んでるから「勉強が大変」ってやつはいない。楽しいってやつばかり。もし本気でぼやきだしたら、引退の道をひた走るだろう。

 興味本位なんかで入ったら、たぶん地獄。

 だって技術職だもの。

文化の変化

 これはちょっと分かる。

 「まず最初に対処しなければなないのは文化の変化だ。率直に言ってIT要員は変化に対する適応力が高いとは言えず、特定言語でのプログラミングに慣れている。C++でプログラムを組んでいたスタッフにとっては、.NETの導入で文化が大きく変わってしまう」とフェクトー氏。

 C++ の技術があれば .NET への応用はすぐに利く。

 ただ「文化」が違う。書き方が違う、考え方が違う、指向が違う、嗜好が違う。

 人によっては苦痛かもしれない。慣れたやり方が通じなかったりする。古い考え方が切り捨てられ、新しい考え方が導入されている部分もある。

 とはいえ「そんな変化くらい、始めっから分かってたでしょ」とも言いたい。一年半でパワーが倍になるような世界にいて、C++ だけで生涯食ってけるとは思ってないだろうに。