水温管理

 暑い夏。
 多くの熱帯魚は30度超えても平気だが、やはり最大でも28度に抑えたいところ。
 対策は大きく分けて3つ。

水温を知る

 何よりも真っ先に温度計をつけましょう。
 水に手を突っ込んだところで水温は分かりません。

水温を上げない

 冗談みたいだが、水温を上げないのと水温を下げるのとでは方策も手法も違う。
 水温を上げないようにするには、まず水温を上げる要素が何かを考える。
 一般的な日本家屋の場合は先ず日光。次いで湿度、室温。

直射日光を避ける

 日光の当たらない場所に水槽を設置するのがベスト。
 とはいえそんな場所はない!ってのが安アパートのサガ。
 なので日光が当たる側、うちでは水槽裏に「遮熱シート」を貼る。遮光シートでもいい。

ライトを離す

 水槽用のライトを設置している場合、極力水槽から離して利用する。
 LED と言えどもライトは高熱になる。

湿度の調整、換気に注意

 沸騰させなくても、空気に触れることで水は蒸発する。
 この蒸発(気化)のときに熱を奪うため、屋外など風通しのいい場所では水温が上がりにくい。
 水槽のある部屋の湿度が高かったり風通しが悪かったりすると、この気化が起こりにくいため水温が上がりやすくなる。

室温

 室温が35度以上なら、水温も30度超えると思う。

水温を下げる

 水温が上がりにくい環境にしても水温が高い場合、今度は水温を実際的に下げる工夫が必要になる。
 主な手法は気化熱。

エアレーションを増やす

 空気に触れることで気化するのだから、実際に空気を送り込んでしまえばいいという理屈。
 単純で効果も高い。

水槽用クーラーの設置

 高価な効果。過信は禁物。
 安物を買うと騒音や排熱で人間が苦しむ羽目に。

部屋を冷やす

 節電の夏。

水換えの回数を増やす

 苦肉の策。
 盛大にやると金魚も死ぬ。

冷たいものを放り込む

 最終手段であり、ジェノサイド。