蔵王温泉

大露天風呂

 山を登ったところに大露天風呂というのがあって、旅館で割引券を手に入れたので入ってきた。

 紅葉の始まり、谷を渡す吊り橋。そして、何者の目も憚らない露出度100%の男子露天風呂。(当然だが女子風呂は隠れている)

 迷子の小鹿のように、周りの目を気にしながら入る露天風呂は、それでもやっぱりうまかった。

 上湯と下湯があって、上湯は熱っちいので下湯から。

 降りしきる落ち葉。

 枝葉からこぼれる青空。

 同じく露天風呂に向かう衆目。

 なかなか無い体験だった。

お釜

 既にエコーラインが閉じていたため車では行けず、とはいえリフトを使っていくのでは往復二時間かかるというので、今回はあきらめた。

 同じ宿に泊まっていた中国人カップルが、「Very Expensive」と激昂していた。

 リフトは往復二千五百円。

Leave

「スキーは好きですか」と女将。

 冬の蔵王では「樹氷」が有名で、機会があれば是非見に来てくれと言われた。

 さらに、雪解けのエコーラインも必見とのこと。

 道の両側にできる氷の壁は、そこに住む人たちをさえ感動させるのだと。